犬、そして猫が生きる力をくれた
岩波現代文庫 2016年7月15日刊行 本体860円+税
岩波現代文庫 2016年7月15日刊行 本体860円+税
Iwanami Shoten Publishers, 2016 Yen860 (Japanese)
朝日新聞東京本社・文化くらし報道部の記者で、子どもの本にも造詣の深い佐々波幸子さんが、とても素敵な本を出版されました。
「生きてごらん、大丈夫 〜子どもと本と、出会いをつむぐ」(かもがわ出版)
タイトルのとおり、読んでいるうちに、じわじわと生きる力が湧いてくる本です。佐々波さんがこれまで出会い、取材された作家たちとその本をご紹介くださっているのですが、その中に、うちの福ちゃんの物語「いつか帰りたい ぼくのふるさと 〜福島第一原発20キロ圏内から来たねこ」も取り上げていただきました。
私自身、体が弱くて外でみんなと遊べなかった子ども時代、本に生きる力をもらい、本に世界への窓を開いてもらいました。
自分の周りにいる子どもたちに、すばらしい本との出会いを経験してもらいたいーそう考えるすべての大人におすすめです。
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/a/0818.html
東京書店2015年5月25日刊行 本体1200円+税
There, the inmates raise guide dog puppies until they reach 1 year of age. When the inmates fulfill their responsibilities and send their puppies safely back to the training school, they gain a great sense of accomplishment rather than suffer the sadness of saying goodbye. The program also offers them an opportunity to give back to society, as well as giving them something precious to care for. I’ve been involved with this program as a consultant for many years, and am very proud of their progress.
Iwanami Shoten Publishers, 2015 Yen 840 (Japanese and Korean)
岩波ジュニア新書 2015年2月20日刊行 本体840円+税
2014年のヨーロッパ文化都市に選ばれたスウェーデンの町ウメオで開催されたアートフェスティバル、Survival Kit. そこに、福島からの被災猫、キティ(現在は福ちゃん)のメッセージを届けに行ってきました。写真絵本「いつか帰りたい ぼくのふるさと」からの写真を展示し、講演会もしましたが、わざわざフィンランドから足を運んでくれた人もいて、関心の高さを感じました。
日本では早くも風化しつつある原発事故のことを、ヨーロッパの人たちは忘れていません。原発事故で失われるものの大きさをあらためて噛みしめ、二度とこんなことが起きないようにするために、私たちも自分たちの生活を変えていくべきではないか。みんなでそのことを考える大切な機会となりました。
Survival Kit のリーフレットを読む(?)福ちゃん
写真絵本「いつか帰りたい ぼくのふるさと」の原画展を、以下のように開催しています:
期間:8月27日(火)から10月14日(月)まで
場所:横浜都市発展記念館
http://www.tohatsu.city.yokohama.jp
9月22日(日)には、14:30 からギャラリートークをおこないます。
皆さんもご存知のとおり、福島の人びとの苦難は、その後もずっと続いています。
原発事故はいまも収束にはほど遠く、自分の家に帰れない人が15万人もいます。
この機会にもう一度、どうぞキティと家族の想いに目をむけ、耳をかたむけてください。
「知ること」「わすれないこと」
すべてはそこから始まると思います。
前回の更新からすっかりご無沙汰してしまいました。
季節はめぐり、すでに猛暑の毎日。
福島からの被災猫「福ちゃん」(キティ)もうだっています。
さて、今回は8月に予定されている講演会のお知らせです:
練馬区の「ちひろ美術館」で、「ともに生きるということ」と題した講演をすることになりました。
2013年8月10日(土) 15:00~16:30
会 場 ちひろ美術館・東京 図書室
参加費 1000円(入館料別、高校生以下は入館料無料)
ご都合がつけば、ぜひお運びください。
ご無沙汰している方々にお会いできたら嬉しいです。
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