犬、そして猫が生きる力をくれた


保護された犬を刑務所で受刑者が介助犬に育てあげ、必要とする人のもとに届ける。アメリカで30年ほど前に始まったこの取り組みをルポした『犬が生きる力をくれた』(1999年)は大きな反響を呼び、日本初のプリズン・ドッグ・プログラムである島根あさひ社会復帰促進センターの盲導犬パピー育成プログラム誕生のきっかけともなりました。その後も取材を続けてきましたが、このたび文庫版にするにあたり、元受刑者のその後や新たに始まっている保護猫のケアのことなども加え、ほぼ全面的に書き下ろしました。

岩波現代文庫 2016年7月15日刊行 本体860円+税

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