元気になってね フェンディ 子ども病院のチャイルド・ライフ・スペシャリスト


チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)とは、病気の子どもたちのストレスや不安をやわらげ、元気になるよう応援する専門職。アメリカでは400以上の小児病院、救命救急センター、ホスピスなどで活躍している。この写真絵本の舞台は、高度医療をおこなうマイアミ子ども病院。重い心臓病で手術を受けるために入院した女の子と、彼女を支えるCLSとの交流をとおし、CLSの仕事とは何か紹介する。とかく大人中心に運営されがちな病院にあって、CLSはつねに子どもの目線に立ち、子どもの思いを代弁する。日本ではまだ13人と少ないけれど、CLSの活躍の場がもっと広がれば、病院はもっと子どもにやさしい場所になるのではないだろうか。

小学館 2007年刊行  本体1400円+税

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